TI製低消費電力マイコン ★MSP430の開発環境構築
■LaunchPad購入
秋月電子で手頃な値段でLaunchPadが販売されているMSP430。
組み込み用途向けに、低消費電力ということで、前から気になっていたため、大型連休を利用して購入してみた。価格は2100円。
流行り?のマイコンを3種類ほど購入してみた。
今回のMSP430はそのうちの1つで、残りの2つは後日に公開予定。
この評価ボードは、デバッガも搭載しており、電源供給と共に付属のUSBケーブル
1本で動作させることができる。水色の枠が「MSP-EXP430F5529LP」というデバッガになっている。
■開発環境の構築
下記URL(Ti公式)から最新のCCSをダウンロードする。ダウンロードはオンライン/オフラインの2種類があり、オンラインの場合4時間程度かかった。途中で、PCのセキリティソフトを切るように警告が出た。最初無視してしまい、(オイ 正常にインストールできなかった...(汗)
http://processors.wiki.ti.com/index.php/Download_CCS
■サンプルプログラムの書き込み/動作
まずfileからプロジェクトの新規作成を選択する。
続いて、どの形式のプロジェクトを作成するか選択する。C/C++等も選択できる。
今回はCCSで動作させるため、CCS projectを選択する。
TargetはMSP430ファミリーの中で使用するマイコンを選択する。
今回は「MSP430F5529」が搭載されているため、選択する。
Project templatesで種類を選択できるが、今回はLチカ(LED点滅)を試したいため、
「Blink the LED」を選択。これで完了。
作成されたコード。
レジスタでI/Oを出力設定→無限ループで出力をON/OFFしているだけの模様。
RunのタブからDebugを実行。エラーなく、続いて書き込みに移った。
途中でファームウェアの自動更新が開始された。これはデバッガソフトの自動インストールだと思う。
無事に書き込み完了し、緑の矢印アイコンが選択できるようになった。
これで実行できる状態になった。
実行してみるとボードのLEDが点滅を開始した。また、ステップ実行も可能で、レジスタの中を見ることもできる。
今回はおしまいです。