音の強弱について
レッスンに通うまで、音の大小についてまったく考えていなかった。
とにかく、パワフルに叩けばよいと思っていた。恐らく、バンドメンバーに多大な
迷惑をかけていたと思う。今回は音の強弱の必要性について、各パーカッションを
どう叩くべきかの2点についてまとめてみた。
■音が強弱が無い(常に全力演奏)と何故ダメか。
①狭いスタジオでは特に、他のメンバーを不快にしてしまう。
全体の音量の調整は必須。ドラムは常に全開!というわけにはいかない。
普段から音を抑えて演奏できていると、調整できるようになり、演奏の幅が広がる。
②体力の消耗が激しく、フォームを崩す。場合によっては腱鞘炎等になるリスクも。
常に全力の演奏だと、体力をフルで消耗する。また、手首等に負担がかかり、
痛めてしまうリスクも伴う。
③リズムが崩れる
全力演奏なので、心にも体にもゆとりがなく、少しのミスでリズム修正が出来
なくなる。
■各パーカッションの叩き方
前回の記事にも書いたが、基本ダウンアップ奏法で演奏する。
基本的に優しく繊細に叩く。特にオープンでは、気を付ける。
②スネアドラム
リズムパターンの3打目のスネアは、大きく叩いてOK。
フィルインでは拍頭と4打目を強調して叩く。
さらに大きな音を出したい場合、オープンリムショットを使う。
<オープンリムショット>
スティックを水平に振り下ろし、叩くときにステックの腹でリムも一緒に叩く
ようにする打ち方。
やりすぎるとの写真のようなステックになる!
③クラッシュシンバル
クラッシュシンバルも優しく叩く。大きな音を出したいときは両方叩くようにして、
強く叩くことで、音の大小をつけないようにする。
不快感が少ない音のため、基本的に踏みこんでも大丈夫だが、ビーターの返る
角度で音の大小を調する。つま先は基本的にペダルにつける。
どうしても音が大きく/小さくなる場合、ビーターを重い(大きく)/軽い(小さく)
ものに変えるのも効果的。
-以上-